ふるさと：片山耀将

ふるさと。

漢字で『故郷』と書いてふるさととも読むけれど、僕はひらがなの『ふるさと』が好きかな。

僕にとっての『ふるさと』は、楽しい記憶と苦い記憶が交錯している場所。

『あの時、ああしていれば』

『あの日々が永遠に続くといいな 』

大好きだし、大嫌いだし。
戻りたいし、戻りたくないし。

正反対の気持ちの間で、風見鶏のようにくるくる。

そんな気持ちと裏腹に、時間は刻々と過ぎゆく。

きっと、あなたの会いたい人に会えるはず。