しきなめぐみバースデー!!:谷口礼子 [『七人みさき』]
谷口礼子です。
いやあーーー!稽古が佳境ですね。
今回の『七人みさき』は、私がシアターキューブリックに入ってから一番の長さのスタジオ稽古ができる舞台。
これまでも1週間くらいはあったんですけども、今回は10日間ですから、長いんです。
スタジオ稽古に入るまでは、稽古場に荷物を置いておくこともできないし、
長くても昼すぎから夜の稽古までしかできないんですが、
スタジオは荷物を置いて帰ることもできるので行き帰りが身軽になりますし、
10時から入れるけど稽古開始は11時30分とか、そういうタイムテーブルが取れるので、
とにかくお芝居のことを目いっぱい考えることができます。
ほんとほんと、幸せでたまりません。
で、昨日はシアターキューブリック敷名めぐみの誕生日でした!
このひと、幸運の持ち主というか、
ほぼ毎年、毎回の誕生日が、公演の稽古とかぶっているのです。
『葡萄酒いろのミストラル』もそうでした。
『誰ガタメノ剣』の再々演もそうでした。
そのたび、サプライズで出てきたケーキを見てボロ泣きしていました。
今年はさすがに3回目の同じシチュエーションですし、
まさかと思いましたが、こうなりました。
(千田さんのtwitterより)
なんだか、この子はほんとうに癒しなんですねー。
ウソみたいに失敗するし、
ウソみたいにできないことがいっぱいあって。
いや、できることもいっぱいあって、すごく頑張り屋で、
グッズなんて彼女がいなかったらできないし、
ショップ「たちばな館」も彼女がいなかったらオープンできなかったと思うし、
やると言ったらやる子なんです。
だけど、びっくりするくらい不器用で、
びっくりするくらい優しくて、
そのおかげでお芝居の時ものすごい苦戦をします。
これまで公演稽古中に誕生日を3回迎えたわけですが、
3回とも、あきらかに苦戦しているその最中に、
突然電気が消え、ロウソクの立ったバースデーケーキが出てくるわけです。
彼女の心境は、推し量ることしかできませんけれども、
かなり毎回劇的なのではないかなあ、と、いつもはたから見て、少しうらやましいわたくしです。
敷名めぐみの憎いところは、結局ものすごい苦戦した挙句、するっと抜け出て、みんながびっくりするような表現に落ち着く、というところでもあります。
今回も、これからの展開が見逃せません。
舞台の上で輝くためには、稽古場で「もんどりうつ」ことが必要なのだなと。
最近わたしのなかではやりの言葉「もんどりうつ」。
これは、客演さんのブルドッキングヘッドドロック・小島聰さんの言葉で、
『七人みさき』という作品自体も、そして今回の座組の私たちも、
いかにもんどりうてるか、ということが、作品を素敵にするキーポイントなんじゃないかと。
稽古はあと数日ですが、最後まで、すこしでもあがいて何かを見つけて行けるよう、
今日も精進したいと思います。
敷名~!
おたんじょうびおめでとう!!!
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