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そこに、いる :片山耀将

『十二階のカムパネルラ』、4ステージが終わりまして
本日より折り返し。

終わりというものが間近に迫っているからこそ、
これまでやってきたものを大切にしたいし、
でも大切にし過ぎると新鮮さというものが失われる。

エンターテイメントだからといって、リアリティが不必要なわけではないし、
リアリティばかり追求しても演劇の良さは残らない。


今回の作品は、それの塩梅が難しい。


というか、それこそがこの作品の面白み。


相手役の、眼差し、音声、言葉のスピード、そこに内包される何か、その全てをすぅっと頂いて、波に乗ったり、
もしくは反射したり。


今日も今日で、きっとほんの少しだけ違う作品になる。


僕達は今日も、劇場でお待ちしております。
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